想いがカタチになる
製作工程
CASE1 建仁寺垣の現場施工
お客様との話し合いで設計された竹垣を、ご自宅へお伺いし、施工させていただきます。

今回の工事は積んであるブロックの穴に柱を立てて、建仁寺垣を施工します。

ブロックの穴にアルミの柱を立て、セメントで固定します。後日セメントが固まったら、レベルを取り、柱をカットします。
※なお、カット方法は企業秘密のため、お見せすることはできません。

高さにより、もっとも適した割り振りをし、下地の木を入れていきます。ここで完成形が決まるので完成のイメージができるかどうかが経験に表れます。

枠組みが出来上がったら割竹を貼っていきます。

あらかじめ、機械で半分にひいた押へ竹を下地の木の位置に止めていきます。
機械で半分にひいているため、
竹垣にぴったりと沿います。
ここが長岡銘竹の建仁寺垣の特徴です。

縄を掛けたら完成です。全体的に見て、違和感のない見栄えにすることを心がけています。
参考費用
高さ1.8mの場合
片面 45,000円~/幅1m
詳しくはお問合せください。
CASE2 犬矢来
(駒寄せ)工房製作
工房で作られるものは、工房で制作し、配達・設置または発送しています。

今ご依頼いただいた駒寄せの寸法に合わせて型を製作します。高さと奥行きの寸法から考え、最も美しい形になるように膨らみを作ります。
駒寄せの商品はこの膨らみにあると考えております。他店の物と比べて、美しさに定評があります。

駒寄せの下地になる木材(桧)は、プレーナーとカンナで4面共まっすぐになるよう削ります。
曲がったままの木を使うと製品も歪んでしまうため、ここでしっかり補正をしておきます。

削った木材を寸法の幅に合わせて真っすぐに切り、型と合わせて枠を組みます。

今ご依頼いただいた駒寄せの寸法に合わせて型を製作します。高さと奥行きの寸法から考え、最も美しい形になるように膨らみを作ります。
駒寄せの商品はこの膨らみにあると考えております。他店の物と比べて、美しさに定評があります。

両面とも貼れたら、今度は前面にも貼っていきます。
仕上げに、竹を1mm単位で削り、幅を調整し隙間なく敷き詰めます。こうすることで、あらゆるサイズに対応しています。

釘が横一線になるように、注意して 作業します。竹を貼り終えたら、余分な竹をカットして完成です。
参考費用
高さ1.0mの場合
68,000 円〜/幅1m
詳しくはお問合せください
CASE3 竹枝離宮垣の作り方
工房で作られるものは、工房で制作し、配達・設置または発送しています。

たくさんある枝の中から節間の合うものを選り出します。
妥協のない選別が、紛麗な竹垣を生み出します。

選り出された枝です。同じ間隔のものはありません。
ここからさらに順番にならべます。

小枝を束ね、枝を編みます。

枠に貼り付けていきます。
ならべた節が綺麗に見えるように細心の注意を作業しています。

揃えた節がまっすぐに見えています。

押さえ竹をして、化粧縄を掛ければ完成です。
参考費用
高さ1.6mの場合
片面 140,000円~/幅1.0m
詳しくはお問合せください。
CASE4 光悦寺垣の作り方
工房で作られるものは、工房で制作し、配達・設置または発送しています。

角度に気をつけながら、狙ったシルエットに芯材を曲げていきます。
芯材は折れないように切り込んでいきます。

柱と先ほど曲げた竹に穴を開け、“受け”を差し込み、枠を組みます。

竹を約1寸(約3cm)に割り、裏を削ります。竹を並べて、菱を編んで縄を掛けます。
菱が均等にならないと、縄の結び目が枠と平行にならず、上や下に無くなってしまったり…。“自然な見た目”を作るには、技術が必要です!

竹を割り、芯材に巻いていきます。失敗したら切れてしまうので、割り竹を割る時は丁寧に慎重に作業します。
角度がつくほどに細かく割らないと曲がりません。

巻き上がったところです。節のところはこのようにきれいな模様になります。

最初に曲げた竹と柱の竹を巻き上げて、化粧縄を掛ければ完成です。
参考費用
102,000円 高さ1m×幅2m
164,000円 高さ1m×幅4m
詳しくはお問合せください。
道具、機械の紹介
竹垣を生み出す機械
工房で作られるものは、工房で制作し、配達・設置または発送しています。

手押しカンナ
竹や木を真っすぐに削るときに使用します。1mm単位で削り、曲がりを補正します。

バンドソー
竹や木を細かく切るときに使用します。同じ寸法で切ることができるため、数が多いものはこちらで切ります。直線でも曲線でも自由自在に切れるため、とても便利です。

昇降盤
竹垣の押へに使う竹を半分に切るときに使用します。竹垣に添えるためには、手で割ったものよりも機械で割った真っすぐなものを使用します。近くで見ても、隙間が少なく、綺麗な仕上がりになります。

プレーナー
竹や木の厚さを薄くする時に使用します。垣の銅縁に使う木や、押えに使う竹、加工に使うときに必要となります。ハンドルで調整すれば、指定した厚みに削れます。
竹工芸・独特な道具

鉈
鉈(なた)は竹を削るとき、へぐときに使用します。刃の大きさ、厚さなどはたくさんあり、作業内容によって使い分けています。竹を”へぐ”とは薄く割くことです。籠(かご)を編んだり、枝折戸を製作する際に使用します。薄くすることで、割れにくくなり、編めるようになります。

鎌
鎌(かま)は竹を切った時に枝を掃(はら)うときに使用します。一般では流通していない珍しい型です。この鎌(かま)には職人ならではのこだわりが盛り込まれています。

つるのこ
竹切り専用ののこぎりで押しても引いても切れます。目が細く、ささくれやすい竹の表面もきれいに切れます。

菊割り
竹を均等にわるための道具です。弊社では3枚割から9枚割まであり、用途や目的に応じて使い分けています。
ご注文の流れ
ご相談
竹垣や製品についてのご相談はお電話やお問い合わせフォーム、工房までのご訪問のいずれかからお気軽にご連絡ください。
無料見積もり
お客様のご要望をお聞きし、必要に応じて現地調査を実施します。調査やご相談に基づいて、より良いプランやアイデアをご用意いたします。
ご説明
調査やご相談の結果から、お見積書の内容をご説明させていただきます。作業工程や日数、費用まで詳細にご説明致します。疑問点などありましたら、お気軽にお尋ねください。
依頼
内容にご納得いただけましたら、作業に入らせていただきます。
納期について
高さや幅といった大きさのご指定(1cm単位)はもちろんのこと、地面に傾斜があり設置しづらい場所への対応、また竹の太さや幅、素材の変更まで、お客様のご希望やお好みに合わせて、できる限り細かなご要望に対応します。ご依頼いただいた後に、材料の手配をして製作いたします。ご注文内容やほかのご注文の状況により、納期が異なりますため、お気軽にお問い合わせください。
ご不明な点や、ご相談など
お気軽にお問合せください。
竹垣専門店ならではの品質の良さと、
生産販売だからこそできる価格が自慢です。
お見積もりだけのお問い合わせも大歓迎です。
※竹器におきましてはカタログはございませんが、ご希望の大きさや形にお作りすることができますので、
ご希望の形やサイズや数量に加え、どのようなシーンでお使いいただくのかなどお伝えください。
追ってお見積もりさせていただきます。