京都新聞コラムVol.4 『コロナ禍の挑戦』2021.11.16 真下彰宏

弊社代表の真下彰宏が京都新聞洛西版のコラムを執筆しております。

ぜひご一読ください。

「コロナ禍の挑戦」

秋ですね!秋といえば?食欲の秋という方もいれば読書の秋という方もいるかもしれません。僕にとっては芸術の秋!イベント満載の秋です!しかし、2020年1月頃から始まったコロナパンデミック(感染爆発)の影響を受け昨年はイベントなどが軒並み中止となりました。そんな中でも私はいくつかの新しい挑戦ができました。1つ目の挑戦は「アドベンチャーワールドのパンダとのコラボ」!パンダは意外にも(?)とってもグルメな動物で、園内のパンダが食べ残した竹の廃棄量は年間総重量が100tを超えるそうです。その食べ残した竹を使ってアクセサリーを作りました。この取り組みでは竹工芸の職人を目指す学生と一緒に商品化することが出来ました。工芸界の若手育成と、今まで廃棄していたパンダが食べ残した竹に付加価値をつけ循環する仕組みが出来たこと、地球にとっても工芸にとっても動物園にとっても嬉しい取り組みが出来ました。2つ目の挑戦は「竹のオブジェ」です。コロナウイルスが蔓延し、緊急事態宣言が発令される中で私はいつか収束した時にまた人が笑顔で集う場所を作りたいと思い、「竹で作るオブジェ」を制作できる場所を探していました。天然素材の優しさに触れてもらいたかったのです。天然素材の優しさに触れることで生まれる笑顔は心を豊かにすると私は信じています。「竹のオブジェ」は、昨年12月に2箇所お披露目出来ました。1つはJR長岡京駅前のバンビオ公園広場のバンブーイルミネーションです。公園いっぱいに電飾が輝いているのをご覧いただいた方もいるのではないでしょうか?もう一つは平安神宮に近いみやこめっせの吹き抜けの広場で「お祝い」をテーマにダイナミックなオブジェを作りました。竹は使い方次第でいくつもの表情を作ることができる不思議な素材です。私は竹の無限の可能性や素材の魅力を伝えたいと同時に作品を通して見ている人に感動や驚きを届けたい。そんな思いでいつも制作しています。今年は...。今年のイルミネーションもパワーアップしています!バンビオ公園広場で皆様をお待ちしています!

(京都新聞洛西版 202111.16)