いや〜楽しかったです!アメリカ!
楽しすぎて、時差ぼけも片道14時間のフライトも日本に帰ってきてからのこの暑さも気になりません(笑)
目的のアンダーソンジャパニーズガーデンでの実演は2日間でしたが、準備や視察も含めて10日間の出張でした。
とても短く感じられる中身のギュギュッと詰まった10日間でした。
どんな10日間だったのか、ブログで少しだけですがご報告いたします。
今回の渡米の目的は・・・イリノイ州にありますアンダーソンジャパニーズガーデンでの実演でした。
アンダーソンジャパニーズ庭園のジャパンフェスティバルのご案内はこちら(職人の名前を紹介いただいております。)
フェスティバル日程は2016年7月30日(土)、31日(日)
時間:10:00〜15:00
庭園前にもでかでかと看板が掲げられていました!
今回行うデモンストレーションでは、竹垣の中でも比較的小さなものを、ということでしたので、
お茶室の入り口に使う「枝折り戸」を制作することにしました。
「枝折り戸」の説明はこちら
準備のためイベント3日前に現地入りでした。3日前と言ってもホテルに到着したのは深夜12時。。。
日本を出てから24時間かかりました。到着を祝って乾杯して眠りにつきました。
翌日、朝9時に庭園入り。
驚きました!まさにそこは『日本庭園』!!
名物の滝がこちらです!
なんとお茶室まで!
庭園内には竹垣もたくさんありました。
細い竹を使うことが多いらしく、御簾垣もしくは御簾垣から創作したような垣が多いという印象です。
大きな敷地内のどこにいても日本を感じられる雰囲気はすごいですね!
さすがTimさん!
Timさんはこの庭園の管理を任されている方です!滞在中ずっとお世話になった方ですがとっても良い方でした!
さて本番まであと2日と迫ったこの短い期間に、やることが盛りだくさんです。
まずは、現地で用意していただいていた竹材について肌で触れて感触を確かめることから始めました。
現地の環境では竹が育たないので、すべて仕入れた竹だということ。多分、原産地は中国かな?
直径10センチくらいの孟宗、7〜8センチくらいの真竹、それより細い矢竹というラインナップでした。
まずは通常通り、真竹を割ってみます。
が!
サクサクとしてて竹自体に粘りが無く、ポキポキと折れてしまいます。
こうゆう事態も想定はしていたものの、やばい!って正直思いました(苦笑)
孟宗竹は割るには完全に向いてないので、残るはちょっと細いけど、矢竹か・・・。(4cmくらいです)
直径のなるべく太いものを選び割ってみました!
なんとか割れそうです(ホッ)日本では、枝折り戸用にこんな細いのを割ったことないのでまだまだ不安でしたが、なんとかなりそうで安心しました^^
初日のこの日は、庭園の関係者が見守る中、本番の際に「見本」となる枝折り戸を完成させるべく、枠組のみをしました。
この枠組も通常の真竹ではなく、矢竹を使いました。
夕方からは時差ぼけもきつく、作業もはかどりませんでした(笑)
二日目も朝から作業です。昨日、試し割りをした竹を割って、ペラペラになるまで薄くして、昨日完成させた枠に編みつけていきます。
順調に作業は進み、午前中には竹編みも完成させました。
庭園の取材などを受けつつ、遊んでる様子が庭園の公式instaguramやfacebookページでも紹介されてしまいました(苦笑)

と思ったら、雨です。
こっちへ来てから2日続けての雨。本番は大丈夫なのか!?
雨宿りしながら急遽金閣寺垣という名の竹垣も作りました。
こっちの雨はザーッと降ってピタッと止むことが多いようです。日本でいう夕立ちみたいなものでしょうか?
雨も止んで、準備も進み、舞台は整いました!
いよいよ明日から実演本番です!
つづく・・・。