
この秋、長岡銘竹の工房近くで「全国都市緑化フェア」が開催されます。
会場には、植物や自然をテーマにしたさまざまな展示やアート作品、竹を使ったオブジェなどが並び、いつもの風景が大きく姿を変えます。
長岡銘竹株式会社も、京都伝統工芸大学校・京都美術工芸大学の学生の皆さんと一緒に、竹を使った作品「竹の縁側」を制作しました。
長岡銘竹の代表・真下にとって、京都伝統工芸大学校は母校でもあります。
かつて自分が伝統工芸を学んだ学校の学生たちと、今度は職人として一緒に作品をつくる。
世代を越えて技術や想いがつながっていく、私たちにとっても特別な共同制作となりました。

竹と、光と、風がつくる風景
今回の作品で主役となるのは、もちろん「竹」です。
まっすぐに伸びる竹を組み上げ、その間に色とりどりの布を配置し、風が吹けば布が揺れ、太陽の光が差し込めば色の見え方が変わります。
晴れの日、曇りの日。
そして風の強さによっても、作品は少しずつ違う表情を見せてくれます。
竹は、日本では昔から垣根や建築、生活道具、工芸品など、暮らしのさまざまな場所で使われてきた素材です。
一方で、竹は決して「昔のもの」だけではありません。
組み方を変える。
異なる素材と組み合わせる。
光や風、空間そのものを取り込む。
そうすることで、竹は現代の建築やアート、インテリアの中でも、まだまだ新しい表現ができる素材だと私たちは考えています。
今回の作品から、そんな「竹の新しい可能性」を感じていただければ嬉しく思います。

学生と職人が一緒につくった「竹の縁側」
この作品は、完成したものを見るだけでなく、そこに至るまでの時間にも大きな意味があります。
学生の皆さんと長岡銘竹の職人が一緒になり、竹を扱い、組み、考えながら、一つの大きな作品を形にしていきました。
伝統工芸は、完成した「もの」だけを残していくのではありません。
材料の扱い方、道具の使い方、手の感覚、そして「どうすればもっと良くなるか」と考える経験そのものを、次の世代へつないでいくこと。
それもまた、私たち職人の大切な仕事だと思っています。
ぜひ会場で、少し離れたところから作品全体を眺めたり、近くから竹の一本一本を見たり、風に揺れる色彩を楽しんでみてください。
写真で見るのとはまた違った、竹の力強さや美しさを感じていただけると思います。

フェアのあとは、長岡銘竹の工房へ
そして全国都市緑化フェアにお越しの際は、ぜひもう少し足を延ばして、長岡銘竹の工房にも遊びに来てください。
工房では、実際に竹に触れ、自分の手で竹工芸を楽しんでいただける竹工芸ワークショップを開催しています。
見るだけだった竹を、今度は自分の手で触ってみる。
削ったときの感触。
竹の香り。
しなやかさと強さ。
一本一本違う表情。
実際に触れてみると、竹という素材の面白さがもっと身近に感じられます。
大人の方はもちろん、お子様連れのご家族、京都観光の方、海外からのお客様にも楽しんでいただける体験です。
ワークショップはご予約を受け付けています。
全国都市緑化フェアで竹の作品を楽しんだあとは、ぜひ長岡銘竹の工房で「見る竹」から「触れる竹」へ。
皆さまのお越しを、職人一同お待ちしております。
全国都市緑化フェア × 長岡銘竹
会場では今回ご紹介した作品以外にも、さまざまな植物やアート、竹を使った展示をご覧いただけます。
自然、アート、伝統工芸が一つの場所に集まる貴重な機会です。
「竹って、こんな使い方もできるんだ。」
そんな発見を一つでも持ち帰っていただければ嬉しいです。
そして、このフェアをきっかけに、竹という素材や、京都で受け継がれてきた竹工芸に興味を持っていただければ、私たちにとってこれ以上嬉しいことはありません。
全国都市緑化フェアへ、そして長岡銘竹の工房へ。
この秋、京都・亀岡で竹の魅力に触れてみませんか。
長岡銘竹株式会社
竹垣・竹工芸・京銘竹・竹工芸ワークショップ
京都府亀岡市保津町三ノ坪50
TEL:080-2433-4348
ワークショップ予約受付中