
京銘竹とは
「京銘竹(きょうめいちく)」とは、京都府伝統産業品に指定されている伝統工芸素材です。
一般的に「京都の竹」や「銘竹全般」を指す言葉として使われることもありますが、本来の京銘竹とは、
- 白竹(しらたけ)
- 胡麻竹(ごまだけ)
- 図面角竹(ずめんかくちく)
- 亀甲竹(きっこうちく)
の4種類を指します。
これらは京都の職人たちが長年培ってきた技術によって加工・仕上げられ、日本の茶道文化や数寄屋建築を支えてきました。
近年では寺院や茶室だけでなく、ホテルや商業施設、住宅のインテリアデザインにも活用されています。
今回は京銘竹を代表する4種類をご紹介いたします。

『白竹(しらたけ)』
京銘竹の基本となる竹
白竹は真竹の表皮を油抜きし、天日干しによって美しい乳白色に仕上げた竹です。
京都の竹垣や数寄屋建築では最も多く使用される竹の一つです。
◎白竹の魅力
- 清潔感のある美しい色合い
- 上品で飽きのこないデザイン
- 和風・和モダンどちらにも調和
- 経年変化で飴色へと変化
建仁寺垣や四ツ目垣などの竹垣にも多く用いられています。
まさに京銘竹の代表格と言える存在です。

『胡麻竹(ごまだけ)』
自然が生み出す芸術品
胡麻竹は竹の表面に現れる胡麻粒のような斑点模様が特徴です。
この模様は竹が成長する過程で竹の上部を切り落とす事で光合成を阻害し、竹が半枯状態で成長させることで自然に発生させており、人工的に製作している竹です。
◎胡麻竹の魅力
- 一本ごとに異なる模様
- 高級感のある意匠性
- 茶室や床柱に最適
- 希少価値が高い
同じ模様は二つと存在しないため、世界に一本だけの素材として珍重されています。

『図面角竹(ずめんかくちく)』
京都独自の高度な加工技術
角竹は、たけのこの時期に特殊な枠に入れて育てる技術で四角形に加工した京銘竹です。
自然素材である竹を真っ直ぐな角材に仕上げるには高度な職人技が必要となります。
さらに硫酸や硝酸といった薬品と水や砂、とのこなどを配合した溶液を竹の表面に塗って、人工的に図面柄を表面に作っています。
◎図面角竹の魅力
- シャープで洗練されたデザイン
- 和モダン建築との相性が良い
- 建具や装飾材として活躍
- 京都らしい繊細な意匠
現代建築やホテル内装にも採用されることが増えており、伝統とモダンをつなぐ京銘竹です。

『亀甲竹(きっこうちく)』
自然が生み出す不思議な竹
亀甲竹は節の部分が変形し、亀の甲羅のような模様になる珍しい竹です。
自然変異によって生まれるため、また変形した部分が1メートルから1メートル50cmほどしか無い為、生産量は非常に限られています。
◎亀甲竹の魅力
- 独特な造形美
- 強い存在感
- 茶室や庭園のアクセントになる
- 希少価値が高い
古くから縁起の良い竹として扱われ、茶道の世界でも高く評価されています。
【京銘竹が選ばれる理由】
京銘竹が長年愛され続けている理由は、単なる建築材料ではなく「自然と職人技が融合した工芸素材」だからです。
一本ごとに異なる表情を持ち、
- 茶室
- 数寄屋建築
- 神社仏閣
- 高級旅館
- ホテル
- 商業施設
などの空間に品格を与えます。
また、近年では海外からも高い評価を受けており、日本文化を表現する素材として注目されています。
【長岡銘竹の京銘竹】
長岡銘竹では、京銘竹の伝統を受け継ぎながら、建築材料からインテリア素材まで幅広くご提案しております。
白竹、胡麻竹、図面角竹、亀甲竹それぞれの特徴を活かし、お客様の空間づくりに最適な素材選びをお手伝いいたします。
京都の伝統と職人技が息づく京銘竹を、ぜひご活用ください。

◎まとめ
京銘竹とは、
- 白竹
- 胡麻竹
- 図面角竹
- 亀甲竹
の4種類からなる京都府伝統産業品です。
自然が生み出した美しさと、職人の高度な技術によって仕上げられた京銘竹は、日本文化を象徴する貴重な素材です。
長岡銘竹では、京銘竹の魅力を次世代へ伝えるため、伝統技術を守りながら新しい活用方法もご提案しております。
ぜひお気軽にご相談ください。